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法造ver4.09(デバッグ版)を公開しました.

法造ver4.09を公開しました.
今回はファイルセーブに関するバグ修正をしたものですので,できるだけヴァージョンアップされることをお勧めします.

修正したバグは以下の2点です:

  • マルチウィンドウで複数のオントロジーを編集中に,子ウィンドウを連続して閉じると,データが壊れる場合がある.
    • →サーブや子ウィンドウを閉じる操作の前に,子ウィンドウを一度アクティブな状態にすると,バグを回避できます.
  • スロットを選択中に,「ノード追加」ボタンや「Enterキー」を押すと,“削除できないノード”が作られる.

最新版ver4.09はこちらからダウンロードして下さい.

なお,バグやご要望については,こちらまでお知らせ下さい.
随時,対応を進めます.

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「オントロジー構築入門」を一部改訂しました

「オントロジー構築入門」を一部改訂しました.

主な改訂箇所は,第3部p.30の上位オントロジーについて書かれた部分です.

・具体物としての物(Object)には機能物(人工物や生体などのように機能を持つもの)や意思所有物(動物や組織などのように意思を持つもの)などがある.人工物はルールブックやサッカーフィールドの長方形「図形」などのような表現物と通常の具体な物(非表現物)とに分かれる.

注)実は図形などは表現物でないと考えた方が良いことが分かってきているので,この概念化は変更される可能性がある.

これに伴い,上位オントロジーの図が,下記のように変更されています.

<修正前>

実在物
-抽象物

-具体物
 -物
  -表現物
   -図形
   -文書
  -非表現物
   -意志所有物
   -生体
   -無生物
 -プロセス
 …

<修正後>

実在物
-抽象物
 …
-具体物
 -物
  -機能物
   -生体
   -人工物
    -表現物
    -非表現物
  -意志所有物
   -複合体
    -組織
    -集団
   -単体
    -動物
 …

なお,「オントロジー構築入門」に関する質問・感想なども,こちらまでお送り下さい.

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Axiom記述欄の使用例

DefinitionPanelにおける公理(Axiom)記述欄の使用例について簡単に解説します.
★注:この部分は,少し古いバージョンの法造(オントロジーサーバー)用に開発したもので,今後は仕様変更する可能性がありますので,あまり使用されないことを推奨しています.
その点をご了承の上,あくまでも旧バージョンのおける,公理のサンプルとしてご理解下さい.

例としては,下記のように記述します.

 (Participants
  (?接続情報 "接続情報"
   (?ポート ("ポート" ?接続情報))
   (?接続先部品 ("接続先部品" ?接続情報))
   (?接続先ポート ("接続先ポート" ?接続情報))))
 (AxiomBody
  (Condition
   (equal ("Side" ?ポート) "IN"))
  (Body
   (equal ("Side" ?接続先ポート) "OUT"))
  (UserUse
   (部品の入力ポートは,接続している他の部品の出力
   ポートにつながっていなければなりません!)))

参考文献:
古崎 晃司, 來村 徳信, 佐野 年伸, 本松 慎一郎, 石川 誠一, 溝口 理一郎:
“オントロジー構築・利用環境「法造」の開発と利用”, 人工知能学会論文誌, Vol. 17,
No. 4, pp.407-419 (2002)
の3ページ目をご覧下さい.

なお,「法造」においては,公理を記述する代わりに,それに相当することを「関係」を用いて記述することを推奨しています.
これに関しては,「オントロジー構築入門」のp.26~を参照して頂ければいただければと思います.

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「法造」のcardinality

「法造」におけるcardinality(スロットの数に関する制約)の使い方を説明します.

cardinalityについては,Definitio Panelにおいてスロットを編集するテーブルで,
"num"といる列に,以下の書式で記述できます.
(ver.4.08以降で,一部,仕様が変更となりました)

cardinalityの書式

 

n..m → n以上m以下ということを表す(n,mは自然数)

例)
1.. → 1以上 OWLにおける,minCardinality=1に相当
..3 → 3以下 OWLにおける,maxCardinality=3に相当
1..3 → 1以上3以下 OWLにおける,minCardinality=1 かつ maxCardinality=3に相当

このcardinalityは,現行では,スロットの「上書き」処理を行う際に
チェックされますが,一部調整中です.

具体的な使用例は,「オントロジー構築入門」のp.41に掲載されています.

また,法造におけるスロットのクラス制約は,全てのインスタンスで成り立つallValuesFromとして扱われます.

someValuesFromに相当することが書きたい場合は,上述のcardinalityを利用して頂ければ…と思います.

この辺りの,制約の記述方法などは,今後,OWLに対応して調整することを検討しておりますので,実際にオントロジーを作っておられて,「このような制約がうまく書けない…」など,ご要望などがありましたら,是非,ご連絡下さい.

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「法造」における整合性検証

ユーザーの皆様から寄せられた質問のうち,他の方にも参考になりそうな内容を,今後,こちらに随時アップさせていただきます.

質問がある方は,info@hozo.jpまでメールでお問い合わせ下さい.

【質問内容】
「法造」にで構築したオントロジーの整合性検証は,どのように行いますか?

【回答】
「法造」のオントロジーエディタにおける整合性検証は,オントロジー構築時にエディタがユーザーの編集操作に制限を加えることで行われ,いわゆる「推論エンジン」を用いた整合性検証は,現在はサポートしておりません.

現行の法造が自動的にチェックしているのは,

  • is-a関係の巡回,多重継承の禁止
  • 同名ラベルの禁止
  • クラス制約のチェック→一部,バグがあるため調整中です
  • cardinalityのチェック→一部,調整中です

など,です.

推論エンジンを用いた整合性検証が必要であれば,RDF(S)やOWL形式でエクスポーとした後,RDF(S)やOWLに対応した推論エンジン等で,整合性検証を行うことは可能と思われます.

ただ,現行のヴァージョンでは,OWL出力の文法エラーが含まれているため,OWL出力の
デバッグを行うまで,しばらくお待ち下さい.

また,OWL出力時には,「法造」で記述した情報の一部が落とされてしまいますので
ご注意下さい.

参考文献:
Semantic Webアプリケーションの開発に向けたオントロジー構築・利用環境「法造」の拡張(第19回人工知能学会全国大会予稿集)

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